大学ってなんのために入るんだっけ？ - 八方くず、ダメな自分を受け入れる

センター廃止へ

センター廃止を受けて、高校の三年間のトータルの成績を鑑みて大学入試をするという方向にながれつつあるのですね。

その中でも私は、高校の延長の大学という観点は捨ててほしいと切に願うのです。

また、座学だけに大切な高校の三年間を費やすのではなく、部活や地域の活動、アルバイト、ボランティアなど、しっかりと身体で学ぶことも忘れないでほしいと思います。

高校三年間を見るということは、大検から入る人、社会人から受験する人はどういう仕組みになるんだ？ヨーロッパでよくある、高校を出て一回働いてから大学へ行くという、流れを消してるような気がする。

大学は高校の延長ではないのに、そう仕組んでいるとしか思えない。だから、いつまでたっても子ども気分の大学生が後を絶たないのではないかと強く思う。（自戒も込めて）

私の大学受験はというと、高２で演劇部を引退して、そこからがむしゃらに頑張った。センターは基礎の繰り返しだからとっつきやすい。だから数学なんてのべ３０年分くらいやりまくって、点数を上げてセンター入試で早稲田に入った。

だから、そういう意味では、勉強と部活の両立が苦手な子は、せっかく素質のある子でも、伸びないことがあるのではないかなぁと思う。

しかしながら、一度できてしまった仕組みは仕方ないから、その中で、何かを「学ぶ」という目的意識をもって、大学には入ってほしいと心から思う。そして、この仕組みを十二分に活用して、持続的に学び続ける力をもった日本人が育つ社会になってほしいと思う。